むかわ町国保穂別診療所(一木崇宏所長)は来年一月下旬から、患者のコンピューター断層撮影装置(CT)の画像をコンピューター通信で北大のベンチャー企業に送り、迅速に専門医の診断が受けられる遠隔伝送診断システムを導入する。苫小牧市を除く東胆振四町での導入は初めてで、都市部から離れた地域の住民の医療格差の解消が期待される。
CTは、X線で臓器の断層画像を撮影する装置。くも膜下出血など脳血管障害、がんなど腫瘍(しゅよう)性疾患の早期診断に役立つ。同診療所は七月新築オープン時に最新のCTを導入。北大の医師ら三十人が交代で画像を診断する企業「メディカルイメージラボ」(札幌)と契約を結んだ。
穂別診療所には医師三人が勤務しているが、臓器の微量な出血、小さな腫瘍の判別には専門医の所見が不可欠。九月からは週に平均四人分の画像を同社に郵送し、二、三日後に診断を受けているが、新システム導入で翌日には診断結果が出るようになる。脳卒中など救急時には、数時間内に回答を受け、電話、ファクスで指示が受けられる。
同診療所は「穂別から苫小牧まで約一時間半かかり、住民の負担は大きい。新システム導入で、住民に都市部と同等の医療が提供できる」としている。
(北海道新聞より引用)
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