2008年1月11日金曜日

「現地に飛び込む」 札幌・信濃小の平野前校長 コスタリカ派遣へ

札幌市厚別区の市立信濃小前校長平野覚さん(57)が今春から、中米コスタリカの日本人学校校長として首都サンホセに派遣される。軍隊を廃止し、教育に多額の予算を投じるなど、独自の歩みを重ねる同国への赴任決定に、平野さんは「多くのことを吸収して帰りたい」と熱く話している。
 文部科学省が日本人学校の校長を募集していることを知ったのは二○○六年六月。三人の子供が独立したこともあり、以前からの夢だった海外赴任を決意した。反対するとばかり思っていた妻こずえさんも(55)も「二つ返事」で了解したという。
 面接試験をパスして派遣候補として文科省に登録され、昨年十二月にコスタリカ派遣決定の連絡があった。「まさに自分が行きたかった国」と平野さん。数年前、来札した中米の教師の視察団と意見を交わした経験があり、「教育に対する熱意のすごさ」に衝撃を受けたからだ。
 昨年十二月二十五日の終業式で、児童たちにコスタリカの国旗を見せながら別れを告げた。校長業務の引き継ぎの傍ら、八日から夫婦でスペイン語の特訓も始めた。
 現地の日本人学校に通う小中学生は十七人。日本人教員七人をまとめる。派遣期間は未定だが、三年前後になりそうという。東京で研修を受けた後、三月末に日本をたつ。
 平野さんは「治安もいいと聞いており、学校の枠にとどまらず積極的に現地の社会に飛び込みたい」と話している。札幌市教委によると、札幌市からは校長一人(バーレーン)、教員七人(中国、インド、オーストラリアなど)が海外日本人学校に派遣中という。

(北海道新聞より引用)

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